絵画の基礎を固めるには

趣味としてでも将来の道としてや新たな職などを目的として考えた場合でも絵画を制作するしていくと壁にあたることがあります。うまくモチーフの形をつかむことが出来ない、量感を出すことが出来ない、鮮やかな色彩を一枚の絵の中で纏め上げることが出来ないなど、描いているうちに悩みや欲がどんどん出てくるようになります。沢山分量をこなして作画していくことが絵画製作の上達には必要不可欠ですが、どの部分を向上させたい、基礎として足りない部分はここだと明確にわかっている場合にはそれにあわせてトレーニングを行うことで効率よく絵画の技術を高めることが可能になります。

ものの形がうまくとれない場合、多くの人は自分の知っているものを描こうとします。つまり、人ならば胴体があって頭と手足が生えているものであると既知の概念から形を導き出すのです。現実に存在するモデルなどを模写する際に折り曲げたポーズの思わぬところにしわがあったり、手足の重なる部分が普段何も見ないで落書きなどをしたときとは違うことに気づくはずです。形を捉えるときにはこのようなものだ、と半分理解した状態で納得せず、微妙な凹凸をきちんと捉えられるようにすることが重要です。物を描くときに手癖で覚えてしまっている場合などは顕著に出るので、描き始める箇所を変えてみる、シルエットだけを描き出してみる、黒い紙に白い画材を使ってかきおこしてみるなどデッサンを起こす際の目標を作っていくと解決がしやすくなります。色味などの混色がうまくいかない場合には、上手だと思う色を出している絵を見ながらその部分の色を自分でも作ってみる、その色を組み合わせて習作を制作するなどの方法で技術を向上することが可能です。

機会があるならば上手な人の制作現場を見学させてもらうなどすれば、絵画の制作工程からバランスの取り方、題材の選び方など様々な事項を一気に学ぶことも可能です。基礎となる技術は日々の繰り返しでつくものですから、少しやってから身にならないと諦めることなく長期間取り組むようにするのも重要なことです。人間が学習して、物事を上達する際には一次方程式のように斜線上に上達するのではなく、階段のように段階的に成長するものではないかと近年では考えられています。つまり、あまり成長していない時期が続いてからある時ステップを越えて次のレベルに進めるようになるのです。上達する際にはほぼ真上に伸びるとイメージを捉えると良いです。

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